ぶんぶんぶん

蜂がきた




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爽やかな朝に 爽やかに洗濯物干す 爽やかな主婦めがけて飛んできた




ブーーーーーーン・・・・ブーンブーンブーーン・・・・




この「・・・・」の時は無論 私にとまっている




私は動かずされるがまま



無害とわかれば直ぐにいなくなるだろうと、飛行機搭乗前のセキュリティチェックでも受けるかのような構えだったが




チェックしつこい。




そのままゆっくりしゃがんでみた




ブーンブーンブーンブーンブーーン




あっちも低空飛行でついてくる



もしこれが童謡“ぶん ぶん ぶん”の歌だとすれば




ブンブンブンだけで1番の歌詞終ってる。




この場合




蜂も私に対して「?」「??」となっている状態(多分)



有害ではないかもしれないが無害とも言いがたい、女王さまに適当な報告をするわけにもいくまい「ちょっと刺してみようかな?」 となる確率 この時点で50%




とりあえず、撒いた



蜂相手に撒きテク全開で家に非難



窓から蜂の様子を見守る




その後もだいぶ居た



ほんっと しつけーな!!



山女の堪だが



近くに巣を作った、もしくは作ろうとしているに違いない



コイツ偵察部隊だな と。



ぶんぶんピラミッドの中でも下っ端、性格はかなり真面目。



まだ終っていない外に置き去りにしてきた洗濯籠を見、出る時間が迫る時計を見



ふつふつとイラついてきた。



「この新参者めがぁぁぁぁあ~~~~~~~!!!!!」




クローズで言うところの「ぅおらぁあー!」に匹敵。



こっちの方が先にここ陣取って住処にしてんだよ!



テリトリーに侵入してきてんのはそっちだっつーの!



ぶんぶんじゃねーよ。



のし付けた蜂蜜やらローヤルゼリー持って「お世話になります」くらいいえねーのか!



と、思ったら



意図せず「網戸に虫こなーず」もって再び外へ乗り込んだ、もう映画だったらクライマックス、スローモーション。




そして洗濯物の周囲に見えないバリアでもはるように噴射という名の銃撃




ヤツの姿もない



ふっ



私を誰だと思って?



世界で最も残虐卑劣な「人間」という動物だよ。






もう、ここまでの件で映画化してもいい



タイトルはもちろん『Boom Boom Boom!』



ただ、今こうして綴りながら思っていること



無鉄砲に噴射していたので、ヤツは逆にバリアの内側かもしれない・・・




カミングスーン



『敵は本能寺にあり』